小6の思い出

唯一覚えている道徳の内容。
友達にするなら、不潔な人と、暴力的な人とどちらがよいか。

取り扱った理由は、その辺りの時期に、クラスメイトをからかっていたことだと思う。

一人の男子が鼻くそを食べる→からかう→フケが凄い→からかう
→しばらく洗髪していないと宣言される→からかう

ということがあったので、明言はされていないが、それが原因だろう。

教師は、いきなりどちらがいいか選ばせ、教室の左右に分けた。
暴力的を選択したほうは、学級の半分ほどの男子で、残りは不潔側。

意見を言い合うのだが、主張の差がすごかったような気がする。

暴力的を選択した側は、不潔なクラスメイトから連想される、嫌なことを挙げていく。
それに対し、不潔側は、すぐに金属バットを振り回すような人、という現実的でない例をもってきた。
さすがにこのような二択なら不潔な人を選ぶだろう。
おそらく教師もその意見に誘導したかったのだろう。

成長して、改めて考えてみると、私は暴力的な人を選ぶ。

常識的に考えて、凶器を常備していて、すぐに振り回す人はいない。
せいぜいナイフで脅してくるだけだ。
そのようないわゆる不良の人、暴力団関係の大人とのやり取りをしてみると、恐怖感があり疲れるものの、それほど困難なものではない。

そして、不潔な人として想像されるのは、路上生活者である。
名古屋の大学に4年間通ったので、そのような人を何度も見かけた。
同じ空間を共有するだけで不快になるということを学んだ。嗅覚的な意味で。

極論だろう。しかしながら、不潔な人と、暴力的な人なら、暴力的な人と交友関係を築く。